iCloudでの写真の管理など、iCloudについてわかりやすく解説します。

2024年5月14日

「iCloudってよく聞くけど、具体的に何なのかよくわからない」「とりあえず設定はしているけど、活用の仕方がわからない」という方も少なくないのではないでしょうか。
iCloudを使えば、写真・連絡先等のデータ管理が非常に便利ですし、データを守ることも手軽にできるようになりますよ。

本記事では、iCloudの疑問を解消し自分に合った活用ができるように、iCloudの機能をわかりやすく解説します。

■目次■

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そもそもiCloudとは?

iCloud何写真や動画・連絡先などのデータを管理する際に、安心・安全に利用できるiCloud(アイクラウド)。
iCloudは、Appleが提供するクラウドストレージサービスで、インターネット上に写真・動画・メモ・パスワード等のデータを保存するシステムです。
自動的にデータを最新の状態に保つことができ、デバイス(iPhone・iPad等)を機種変更した場合も、新しいデバイスにデータを復元できます。

iCloudには、あらかじめ<無料のメールアカウント><データ用の5 GBの無料ストレージ>が含まれていますが、ストレージや機能を追加する際などは、有料のiCloud+にアップグレードすることも可能です。

iCloudの機能

1つのアカウントで5GBまで無料で利用できるiCloud。
iCloudでは<App データ><Apple Watch のバックアップ><デバイスの設定><ホーム画面やApp の配置><iMessage・テキスト ・MMS メッセージ><iPhone、iPad、iPod touch 上の写真や動画>などのデータを、クラウドに保存しておくことが可能です。

データをクラウドに保存をしておくと、様々なデバイスでデータを同期できるため、非常に便利ですよ。
データを家族や友人等と共有することもできるので、ライフスタイルに合わせた幅広い活用法があります。

​​iCloud対応機種

▼iOS端末
iOS 5以降を搭載したiPhone3GS以降
iPod touch(第3世代以降)
iPad Pro、iPad Air以降、iPad以降、iPad mini以降
▼Mac
OS X Lion v10.7.5以降を搭載したMac
▼Windows PC
Windows 7以降を搭載したWindowsパソコン

<iCloudの機能をすべて利用する場合の推奨システム条件>
▼iOS・iPadOS端末
iOS 13またはiPadOSを搭載したiPhone、iPad、iPod touch
▼Mac
macOS Catalinaを搭載したMac
▼Windows PC
Windows 10以降を搭載したWindowsパソコン

【iCloud Drive】【iCloud+】【AppleOne】とは

iCloud違い

【iCloud Drive】

iCloudの拡充機能である<iCloud Drive>。
iCloudの機能+書類等のファイルを保存し、閲覧や編集ができます。
プライベート・ビジネスシーンで家族・友人・同僚等とクラウド上のデータを共有することも、もちろん可能です。Apple社が提供する「Pages」「Numbers」「Keynote」等の文書編集アプリを使って、アプリ上で複数人とコメントをつけてやり取りすることもできます。

【iCloud+】

iCloudのプレミアムサブスクリプションが<iCloud+>。
iCloud+は有料にはなりますが、iCloudのスタンダードな機能の他、ストレージ容量を追加・機能の追加が可能です。
▼参考サイト/Apple
iCloud+のプランと料金 | Appleサポート  | 

【AppleOne】

複数のAppleサービスを、1つのプランでまとめてお得に利用できるようになる<AppleOne>。
Apple Music・Apple TV+・Apple Arcade・iCloud+が1つのセットになった、サブスクリプションサービスです。

▼参考サイト/Apple
AppleOne |  Apple | 

​​iCloudの魅力

Apple IDがあればiCloudメールの使用可能

Apple IDを作成すれば<@icloud.com>のメールアドレスの利用が可能。
メールアドレスをこれからつくる場合は、Apple ID作成時に<iCloudメールアドレスを取得>するを選択後、メールアドレスを任意で入力し、作成できますよ。この時つくったアドレスがApple IDのアカウントIDになります。
Apple IDアカウントを新規作成するタイミングで、iCloudメールの設定も終えておくと、iCloudにサインインしている状態であれば<メール>からiCloudメールの送受信が自動で行えるので、同じタイミングでApple IDアカウントの作成とiCloudのメール設定をしておくと便利です。

▼ポイント
アカウントを作成する際に<既存のメールアドレスを使う>を選択して、他のサービスのメールアドレスを入力しても、後々iCloudメール<@icloud.com>の作成は可能です。

写真・連絡先などのデータを守れる

iCloudを活用し、デバイス内(iPhoneやMac等)のデータをクラウドに保存できるため、デバイスにトラブルが生じて故障したとしても、デバイス内の写真・動画・連絡先等のデータを消失せずに済みます。

デバイスを紛失した際、端末がなくてもロックしたり探したりできる

iPhone・iPadを失くしてしまっても、 iCloudで<探す>機能を使い位置情報を確認できるため、端末を探すことが可能です。
iCloudを利用すれば、リモート操作でデバイスのロック・アカウントから消去できるため、端末内のデータ流出などを防げます。

手軽にバックアップができる

iCloudへのバックアップは<手動>でもできますが、基本的に<定期的に自動で実行>されるため、「しまった、最近バックアップ取ってない!」とヒヤリとする心配はありません。
自動でコンスタントにバックアップが行われているので、手動で事務的な作業を行うという煩わしさもありませんよ。
※設定によって手動・自動は異なるのでご自身の状況をお確かめの上、自分に合った方法を選択してください。

安全性が高め

Apple製品はプライバシー保護に注力しているため、ユーザーのデータを適切に取り扱うポリシーが策定されているので安心です。
iCloudの場合もプライバシー保護が徹底されているため、データを暗号化して保護→二要素認証し、安全性をアップさせています。

​​iCloud写真の主な機能

iCloudパソコンiPhoneなどで撮影した写真・動画をiCloudに転送し、ネット上に自動保存する<iCloud写真>。
自動保存機能はデバイス側でオン・オフの設定が可能です。
クラウドで管理すればApple IDが同一である限り、写真を撮影したiPhoneだけではなく、別のデバイス(MacやiPad等)でも、写真や動画の閲覧ができるようになります。
データを守ることはもちろん、様々なデバイスで写真などを管理する場合は<iCloud写真>機能はオンにしておいた方が安心ですよ。

<iCloud写真>機能がオフの状態だと、iPhone等で撮影した写真・動画は、撮影した端末内のストレージに保存されていますが、クラウドへの保存されないのでご注意ください。

​​iCloud写真の使い方

写真・動画の共有方法

▼iCloudにApple IDでサインインした状態にする
▼サインインしたままiPhoneで写真や動画を撮影する
▼iCloud上に撮影した写真や動画が自動保存される
★iCloud上に保存されたデータは、iPhoneで撮影した時と同じApple IDを利用すれば、iPad・Mac等のデバイスからも閲覧・編集ができるようになります。

写真・動画の同期

<iCloud写真>機能をオンにすれば、オフにしない限り写真・動画は撮影後自動でクラウド上に保存され、同期された状態になります。

データの移行

iCloud上に保存された写真・動画は閲覧・編集だけではなく、ダウンロードも行えます。
iPhoneで写真・動画を撮影したのち、PCでwebブラウザ→iCloudにサインイン→写真を選択してダウンロード
この流れでiPhoneからPCへの写真・動画の移行が完了します。

▼ポイント
iCloud上の写真や動画はスマホを機種変更をした場合でも、簡単にデータ移行が可能。
iPhoneの初期設定時<iCloudバックアップから復元>を選択すれば、iCloud上に保存されたデータはそのまま移行されます。

​​【まとめ】iCloudを活用してより快適なスマホライフを。

iCloud便利
iCloudでの写真の管理など、iCloudについてわかりやすく解説します。>と題して、iCloudについて解説してきました。
iCloudを利用すれば、iPhone・iPad等のデバイス内に保存されているデータを安全に管理することができるので、万が一、使用中のデバイスが故障しても安心です。また、iCloudを使えば、家族や友人、仕事関係の人とデータを共有する際も非常に便利ですよ。
ご自身のライフスタイルに合ったiCloudの活用をし、快適なスマホライフを送ってくださいね!

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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