海外でスマホを使うにはどんな方法がある?注意すべきことは?
2022年2月2日
今や人々の生活になくてはならないものとなったスマートフォンは、海外旅行をする際にも欠かせないアイテムですよね。しかし、海外で自分のスマホを使う際の注意点を知らないまま、日本国内にいるときと同じように海外でインターネットや電話をしてしまい、思わぬ高額請求が来てしまった、なんてことも。
本記事では、安心して海外でスマホを使うための5つの方法と、それぞれの使用方法別に注意したいポイントを解説していきます。
海外でスマホを使う5つの方法
フリーWi-Fiに接続する
観光地として人気のあるスポットの多くは、大抵の場合、フリーWi-Fiが設置されています。
旅のスタート地点となる「空港」や「駅」といった公共施設等は、待合スペースなどでフリーWi-Fiの利用が可能なケースがほとんど。
「ホテル」などにもフリーWi-Fiは設置されています。
チェックインする時に、フロントスタッフがWi-Fiのネットワーク名やパスワードを教えてくれることもありますが、自分から聞かないと分からない場合もあります。
その際は、スタッフにWi-Fiのネットワーク名やパスワードを確認してみましょう。
観光地のホテルでは、フリーWi-Fiが設置されていることがスタンダードとなっていますが、ゲストハウス等は設置されていないこともあるので、宿泊先を決める時はフリーWi-Fiに関する確認をしてみるといいかもしれません。
その他、世界規模で店舗を展開している飲食店、スターバックスやマクドナルド等はフリーWi-Fiを設置していることが多いです。
設置店は、店の入り口・店内の壁・テーブル等に、<FREE Wi-Fi>と印刷されたポスター・ステッカーなどを貼っています。
<FREE Wi-Fi>の表示は、日本にいても見慣れている方が多いと思うので、お店選びの際は、店舗の入り口や店内のポスター・ステッカーなどに気を配って、無料でWi-Fiが使えるお店かどうか、確認してみてください。
ポケットWi-Fiを使う
ポケットWi-Fiは室内外問わず使えるアイテムです。
設定等もシンプルなので、初めて利用する方でも難しくありません。
気になる料金も月額三千円台から四千円台。海外に行く時だけ利用したい場合は、レンタル式のポケットWi-Fiサービスもあるので、そちらもオススメです。
HISやJALなど旅行会社、航空会社が提供しているものもあるので、旅行に関する予約をする際にWi-Fiに関する相談をすると、案内してもらえるかもしれません。
海外用プリペイドSIMを使う
SIMフリーの端末を利用している場合は、渡航先の携帯キャリア会社が発行している、プリペイドSIMカードを利用する方法もあります。
SIMカードは非常に小さなカードなので、荷物を最小限にしたい方にオススメ。また、設定した容量を使い切ると、速度制限がかかるため、使いすぎて料金が高くなるのを防げる点も、海外用プリペイドSIMの魅力です。
国際ローミングを使う
日本国内で契約しているキャリアを経由し、現地の提携通信会社に接続する国際ローミング。
この方法は、細かい手続き等をせずに、海外で手軽にスマホを利用したい方にうってつけの方法です。
◆docomoのローミングサービス
「海外パケ・ホーダイ」
データ量を気にすることなく、最大<2980円/日>で使えるサービスです。
◆auのローミングサービス
「海外ダブル定額」
auもdocomoと同様に、最大<2980円/日>でデータ量を気にせず使えるサービスがあります。
◆SoftBankのローミングサービス
「海外パケットし放題」
最大<2980円/日>で、利用できるサービスがSoftBankにもあります。
2社同様に、こちらもデータ量を心配する必要はありません。
いずれも、これらのプランと契約さえしていれば、旅行先で普段と変わらぬスマホライフが楽しめます。
旅行前に新たなサービスの申込み手続きや、SIMカードの入れ替えなどをしなくてOKです。
海外用携帯電話をレンタルする
渡航先で携帯電話をレンタルするのも方法のひとつ。
現地の回線を使用するので、通話料が安く済む点や、通信回線の安定性が高い点が特徴です。
「日本への通話は少なく、現地間での通話が多い」
「長期出張で使用する。通話する相手が決まっている」
「通話がメインで、現地でデータ通信を使用する予定はほぼない」
そんな方に、海外用携帯電話のレンタルはオススメ。
旅行先・滞在日数・通信の種類や使用頻度などによっては、この方法はお得に利用できます。
フリーWi-Fiを使う際の注意点
セキュリティ面でリスクがある
手軽にサクッと利用できるフリーWi-Fiですが、セキュリティ面に不安を感じる方は多いと思います。
フリーWi-Fiの提供元ではない、第三者が設置しているケースも少なくありません。
例えばこんなケース・・・
<暗号化されていない・暗号化強度が弱いWi-Fi>
「WPA」「WPA2」等、フリーWi-Fiは暗号化方式が設定されている場合がほとんどですが、暗号化なし(None)でアクセス可能なWi-Fiや「WEP」といった暗号化強度が脆弱なものもあります。
<パスワード認証なし・パスワードが公開されているWi-Fi>
パスワード認証なしで利用できるWi-Fiスポットは少なくありません。
そんなフリーWi-Fiスポットの中には、悪意のある第三者が設置したものもあるんです。
パスワード認証なしだったり、パスワードが公開されていたりするフリーWi-Fiは、情報を盗もうとする人物のターゲットとなる危険性があります。
接続できる場所が限定的
フリーWi-Fiを設置している場所・スペースは限られています。
目的地までの道のりで迷った時にネットで調べたり、現地の人との会話で分からない単語があるから調べたり。
その場所がフリーWi-Fiのスポットだったら使えますが、エリア外の場合は、Wi-Fiを使用できません。
国際ローミングを使う際の注意点
高額になる可能性が高い
他の方法と比較すると、少し高くつくこの方法。
「コンスタントに海外に行く」「割高な料金も手間賃と思える」といった方にとっては良いかもしれませんが、「頻繁に海外に行くわけではない」「費用を少しでも抑えたい」という方にとっては、少々高いと感じられる価格帯です。
海外用携帯電話レンタルの注意点
データ通信ができないことが多い
データ通信に対応している機種が多い海外用携帯電話。
通話メインで使用する場合は良いかもしれませんが、調べ物をするなど、データ通信も通話と同様、もしくはたくさん使いたい場合は、海外用携帯電話のレンタルでは不都合が多くなる可能性が高いです。
日本から携帯電話を持っていくとしても、料金体系が日本よりも高い場合が多いので、使用目的や頻度に応じて、海外用のWi-Fiレンタルなどを検討する方が費用を抑えることができます。
レンタル料がかかる
契約するキャリアにより幅がありますが、借りるということはそのレンタル料金ももちろん発生します。
滞在日数が長いほどレンタル料もプラスされるので、長期滞在の場合は、他の方法にする方が総体的にリーズナブルに済ませられる可能性が高いです。
使用用途別利用方法の選び方
オフラインのアプリのみを使用する場合
カメラアプリで写真を撮影する。時計アプリでアラームを使う。電卓で外貨の円換算だけする。
そういった理由でスマホを利用する際は、通信機能がなくても充分使えます。
「機内モード」をオンにし、不要な通信が行われないようにするだけで安心して利用できますよ。
通話機能のみを使う場合
「電話の使用のみではなく、ネットも使う予定」
そんな場合には、海外用ポケットWi-Fiや海外用プリペイドSIMが最適です。
SIMフリー端末がなく、Wi-Fiで簡単に接続したいという場合には「ポケットWi-Fi」、SIMフリー端末を持っていて、費用や荷物を少なくしたい、SIMカードを使う際の設定も自分で行えるという場合には「海外用プリペイドSIM」という風に選んでみましょう。
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この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。