iPadの電源が入らない!主な原因と自分でできる対処法を解説
2021年9月30日
iPadの電源が突然入らなくなったという経験をしたことがある人もいるでしょう。電源ボタンを押しても反応がないので、びっくりしてしまいますよね。
そこで今回は、iPadの電源が入らないときの症状や原因に加えて、自分でできる対処法も解説していきます。
iPadの電源が入らないときはどんな症状がでる?
iPadに電源が入らない場合は「iPadが起動しない」「充電していてもなぜか充電されない」「電源ボタンを押しても反応しない」といった症状が出ます。これらの症状が出る理由の多くは、iPad自体に正しく通電していないためです。
iPadの電源が入らなくなる主な原因
iPadに電源が入らなくなると「連絡ができなくなる」「Webサイトを閲覧できなくなる」など、普段の生活にも支障をきたします。ただし、高価なiPadは壊れたからといって、すぐに買い換えるのも難しいでしょう。
そこで、iPadの電源が入らなくなる原因を突き止めて対処できると、iPadの状態が改善される可能性もあります。ここでは、iPadの電源が入らなくなる主な原因を紹介します。
バッテリー劣化
iPadの電源が入らなくなる主な原因として、バッテリーの劣化が挙げられます。iPhoneやiPadなどのスマホやタブレットのバッテリーには、寿命があります。
バッテリーが劣化すると、電源が入らなくなるだけでなく「電源が急に落ちる」「バッテリーの減りが早くなる」などの症状が見られるようになります。
iPadのバッテリー寿命は2年程です。2年を経過しているiPadはバッテリーの劣化が考えられるため、機種変更やバッテリー交換を検討してみてください。
液晶画面の故障
液晶画面の故障によって画面を正常に表示できず、電源が入っていないように見えるというケースも考えられます。もし液晶画面が故障している場合は、液晶画面の交換が必要です。
また、画面は割れていなくても衝撃が加わった覚えがあるなど画面の故障が疑わしい場合には、液晶画面の交換を検討してみてください。
熱暴走
iPadが熱暴走を起こしていると、電源がうまく入らなくなる場合があります。熱暴走とは、CPUなどの内部部品の発熱に放熱が追い付かなくなった際に起こる現象です。
熱暴走が起きる原因は「負荷のかかるアプリを使用している」「充電しながら使用している」など。CPUに大きな負荷がかかり、熱が本体に籠ることで熱暴走を起こします。
また、夏場気温の高い場所でiPadを使用している時も熱暴走を起こしやすいです。熱暴走が起きると電源が入らない以外に、電源が落ちたりアプリの操作ができなくなったりなどの症状が現れます。
電源ボタンの故障
落下などの衝撃により電源ボタンが押されたままになってしまったり、まったく反応しなくなったりすることで、電源を入れることができなくなることも。
この不具合を解消するには修理以外に方法はありません。
充電口・充電器の故障
充電口や充電器の故障も電源が入らない原因の1つになります。充電口や充電器が故障していると、iPad本体にうまく電気が通らず充電されません。
充電器の故障で多いのが、コードの断線によって電気が送れなくなるケースです。家で充電できなくても、修理に行ったお店の充電コードを使ったら問題なく充電できることもあります。
充電ケーブルは純正の物から安い物まで販売されていますが、特に安いケーブルは不具合が起こりやすいです。iPadの電源が入らなくなった場合は、純正のケーブルや耐久性に優れたケーブルを用意して、充電口・充電器の故障有無を確認しましょう。
水没
iPadの電源が入らなくなる原因として、水没も考えられます。例えば「外出時に雨が降ってiPadが濡れてしまった」や「入浴時にiPadを誤って濡らしてしまった」など、完全に水の中に落としていない状態でも、水没のリスクはあります。
また、iPadを完全に水没させてしまったものの、乾かすことなどにより復旧してそのまま使用しているケースもあるでしょう。iPadの電源が突然入らなくなった際に水没に関して思い当たることがある場合は、修理店などで点検してもらうことをおすすめします。
iPadの電源が入らなくなったときにできる自己対処法
iPadの電源が入らなくなった時にできる自己対処法は、次の5つが挙げられます。
- 純正品でしっかりと充電する
- 強制再起動を試す
- iPadを冷却する
- リカバリーモードで復元する
- 初期化する
iPadの電源に異常が見られた際、自分で対処することでiPadが回復し、充電できるようになる可能性があります。ここでは、iPadの電源に関する自己対処法について、その内容を詳しく紹介します。
1.純正品でしっかりと充電する
iPadの電源が入らなくなった際は、1度純正品の充電器を使用し、しっかりと充電してみましょう。純正品以外を使っている場合はiPadにうまく電気を供給できていない可能性があります。
また、充電器に破損が見られる場合も、iPadに充電を供給できません。新しい充電器を使って症状が改善されるかを確認してみてください。
2.強制再起動を試す
iPadの電源が入らない場合は、強制再起動を試してみてください。強制再起動とは、電源ボタンの長押しで表示される画面の案内に従って行う再起動のような正規の手続きではなく、強制的にシステムを終了させる再起動のことです。
強制再起動により、充電はできているのに電源が入らない場合や、画面は映らないものの内部では起動していると思われる不具合の解消につながる可能性があります。
強制再起動の方法はモデルにより異なるので、Apple公式サポートページをご確認ください。
3.iPadを冷却する
iPad自体を冷やすことで、電源に関する問題が解決する場合もあるでしょう。前述の通り、iPadの電源が入らない時は、iPadが熱暴走を起こしている可能性があります。
熱暴走の解消にはiPadを冷却する必要がありますが、急激に冷やすと余計に故障してしまう原因にもなりかねません。冷却の方法として「ケースを外す」「専用の冷却シートを使う」「涼しい部屋にiPadを置く」などが有効です。
iPadをゆっくり冷却することで熱暴走が改善され、再び電源が入るようになる可能性があります。
4.リカバリーモードで復元する
iPadを初期化できるリカバリーモードも試してみましょう。リカバリーモードは、iTunesを使用して強制的にアップデートや初期化を行う際に使用されるモードです。
iPadを初期状態に戻すことでシステムが正常に起動し、再度電源が入るケースも多くあります。しかし、リカバリーモードで復元すると、iPad内のデータが消えてしまうので注意が必要です。
事前にバックアップを行うことで、リカバリーモードを使用する前のデータを取り戻すことができます。
自分で対処しても解決できない場合は?
iPadの電源が入らなくなった際、自分でさまざまな対処法を試してもトラブルが解決しない場合も考えられます。自分で対処しても解決できない場合は、部品やソフトウェアの故障が原因で起動できない可能性もあり、修理が必要な場合があります。
しかし、初めて修理をする場合は、どこに依頼すればよいのかわからない方も多いでしょう。ここでは、自分で対処しても解決できない場合の依頼先について詳しく紹介します。
Appleの正規店で修理に出す
自分で対処しても解決できない場合の依頼先として、Appleが運営する直営の販売店および技術サポート拠点であるApple Storeが候補の1つです。
Apple Storeは全国に7店舗しかありませんが、同様のサービスを受けられる正規サービスプロバイダは大手の家電量販店など、全国に100店舗以上あります。
ただし、Apple Storeや正規サービスプロバイダに修理に出すと、本体交換対応などによりiPad本体のデータが消える可能性があります。
第三者修理店に相談する
Apple正規店以外の第三者修理店に依頼するのも1つの方法です。第三者修理店は業者ごとで提供しているサービスが異なりますが、「即日修理してくれる」「データを失わずに修理できる」といった特徴を持つ店舗が多くあります。
「iPad内のデータを消したくない」「できるだけ早く修理してほしい」とった希望がある方は、スマホ修理業者に1度相談してみてください。
iPadの不具合ならスマホ修理王にお任せください!
iPadの充電が入らないなどのトラブルが起きた場合は、スマホ修理王にお任せください。スマホ修理王では、iPadの端末内にあるデータを失うことなく、症状によっては最短即日での修理が可能です。
また、iPad以外にもiPhone、Android、Nintendo Switchなど幅広い端末を修理できます。電話やメールでの無料相談やお見積りも承っていますので、お困りの際はお近くのスマホ修理王にはぜひ1度相談ください。
※一部の店舗では対応できない場合があります。詳しくは各店舗のページをご覧ください
この記事の監修者
株式会社フラッシュエージェント
取締役 大橋光昭
1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。