iPhoneのアップデートしないとどうなる?メリット・デメリットを解説

2021年7月30日

iPhoneを使用していると度々行われるiOSアップデート。iPhoneのソフトウェアを最新バージョンにするために必要なものですが、「アップデートって何?」「アップデートしないとどうなるの?」と疑問に感じる人も少なくないでしょう。そこで今回はiPhoneのアップデートの基礎に加え、アップデートしないとどうなるかについても解説していきます。

iPhoneのアップデートとは?基礎知識を解説

iPhoneのアップデートとは、iPhone内部のソフトウェアを最新の状態に更新する機能のことです。Appleが開発した新しい機能を追加したり、不具合の修正などを行ったりします。しかし、そもそもアップデートって何?と疑問に感じる人もいるでしょう。まずは、アップデートの基礎知識を解説していきます。

iOSとアプリのアップデートの違い

単にアップデートといってもいくつかの種類があり、iOSのアップデートはソフトウェアアップデートやシステムアップデートとも呼ばれます。このソフトウェアやシステムのアップデートは、Androidスマートフォンでも同様の呼び方がされ、iPhoneやiPadなどのApple製品のソフトウェアのアップデートはとくにiOSアップデートと呼ばれています。

iOSのアップデートと混同しやすいアップデートのひとつに、アプリのアップデートがあります。iOSのアップデートは、iPhoneそのものを動かすのに必要なソフトウェアのアップデート。アプリのアップデートは、ゲームやLINEといったアプリ各々のアップデートです。

今回解説していくのは、iOSのアップデートであり、iOSとアプリでは内容が大きく異なるため混同しないようにしましょう。

アップデートのタイミングとは

iOSアップデートはAppleが定期的に無償で行うものであり、設定によって自動で実行されるため、気づいたらアップデートされていたといったケースも珍しくありません。自動で設定している場合のアップデートのタイミングは夜間です。iPhoneを充電器に接続していて、なおかつWi-Fiとも接続していないと、アップデートは実行されない仕様となっています。

一方で、手動の場合のタイミングはユーザーの任意です。自分の好きなタイミングで実行できますが、アップデート完了までに30分〜60分程度の時間を要します。アップデート中はiPhoneの操作ができなくなってしまうため、時間に余裕があるときにアップデートするのがおすすめです。

iOSアップデートのメリット・デメリット

iOSアップデートのことがわかっても、気になるのが「結局アップデートをしたほうがいいのか」という点ですよね。そこでここからは、iOSアップデートのメリットとデメリットについて解説していきます。メリットとデメリットがわかれば、アップデートすべきかどうかの判断もつくものです。

【メリット】新機能を使用できる

アップデートの大きなメリットといえるのが、新機能の追加でしょう。iOSアップデートは、iOS14やiOS13などの整数が更新される大型アップデートと、iOS14.2.1といった小数点以下が更新されていく小規模アップデートがあり、とくに大型アップデートが実施されるときは、多くの新機能が追加される傾向にあります。

2020年9月に行われた大型アップデートであるiOS14では、ホーム画面のカスタマイズやAppライブラリの追加などユーザーにとって便利でワクワクするような機能がいくつも追加されました。2021年6月にはiOS15の情報が公開されました。アップデート前に新機能を確認した上でアップデートするか判断するとよいでしょう。

【メリット】セキュリティの強化

もうひとつの大きなメリットは、セキュリティ面が強化・改善されることです。ネット上のウイルスは日々新しいものが生まれていき、種類も増えていきます。また、ハッカーの技術も進化しているのです。iOSアップデートを行い、セキュリティを強化することで、そうした情報を抜き出そうとする悪事から守ることが可能になります。

【デメリット】使用感に変化が出る

デメリットの感じ方は人それぞれですが、使用感の変化をデメリットと感じる人も少なくないようです。アップデートの内容によっては、操作方法が変更になったり、操作が不便になったりと使用感に変化が出る場合があります。

iPhoneの操作に自信がない人にとって、アップデート後の使用感が変わってしまうのがストレスとなるようです。

【デメリット】不具合が出る可能性も

iOSアップデート後の不具合も、アップデートを行うデメリットとなる可能性があります。アップデートをユーザーに公開する前に、不具合がないようにテストをして修正する作業が行われますが、開発者が予期できなかった不具合が残ったまま最新バージョンのiOSが公開されることも。

使いやすくするためのアップデートのはずが、不具合が生じるのは不思議な話ですが、アップデート後のよくある話となっているのも事実です。慎重にアップデートをしたいのであれば、事前に評判を確認しておくのをおすすめします。

アップデートしないとどうなるのか?

メリットがある一方で、デメリットが生じる可能性もあるiOSアップデート。ですが、アップデートをしないでいるとどうなるか、という点も気になりますよね。

セキュリティトラブルの不安

前述したように、iOSアップデートはセキュリティ面を強化する・改善する機能を搭載しています。iOSアップデートをせずに、古いままにしているとネット上のウイルスや不正アクセスにかかりやすい環境にしたままともいえるのです。進化したネットウイルスや不正行為に対応できず、思わぬトラブルに繋がる不安があるといえるでしょう。

最新機能が使えない

セキュリティの不安に比べれば大きな問題ではないかもしれませんが、アップデートを行わないと、アップデートで追加された最新機能が使えないという問題も発生します。話題の最新機能が使えないばかりに、周囲の人と馴染めないといったケースも考えられるのです。

また、iOSが古いままだと一部のアプリが機能しなくなる可能性もあります。アプリもiOSに合わせてアップデートを行っているため、iOSが古いままだとアプリのアップデートのタイミングで使用できなくなるといった問題もゼロではありません。

アップデートに失敗するとどうなる?

まれにですが、iOSアップデートに失敗することがあります。ここからは、アップデートに失敗したときの症状を解説していきます。以下の症状が出たら、アップデート失敗と考えましょう。

リンゴループのトラブルの恐れが

通常であれば、起動後にAppleのアイコンマークであるリンゴのマークが表示され、その後にホーム画面に移行します。リンゴループとは、リンゴのマークが表示後に、ホーム画面に移行せずに画面が暗くなり、またリンゴのマークを表示し、その繰り返しでホーム画面に移行しないといったトラブルです。

この症状に陥ってしまうと、iPhoneの操作ができなくなりいつまでたっても復旧することはありません。リンゴループを改善するためには最悪の場合初期化をしないといけないこともあるため、アップデート前にバックアップをとっておくのがおすすめです。

リカバリーモードになってしまう

アップデートに失敗してしまうと、何らかの理由でリカバリーモードになってしまう可能性が。リカバリーモードになってしまうと、黒い背景の画面に「support.apple.com/iphone /restore」の文字とLightningケーブルが表示され、iPhoneの操作ができなくなります。リンゴループ同様に、操作を受け付けなくなる恐ろしい症状です。

リンゴループとリカバリーモードどちらも、アップデート失敗の主な症状といえます。原因はさまざまですが「アップデートに必要なストレージ容量の不足」「アップデート中に電源が切れた」「Wi-Fiの不安定な通信状況」などが主な原因です。いずれも最悪の場合iPhone内のデータが消え、初期化の状態になってしまう可能性があるため、常日頃からバックアップをとる習慣をみにつけておきましょう。

アップデート後に不具合が起こった場合はどうする?

ここまで紹介したように、iOSアップデート後に不具合が起こる可能性も否定できません。ですが、不具合を恐れてアップデートしないという選択肢を選ぶのはやめたほうがいいでしょう。ここからは、アップデート後の不具合が起こったときの選択肢を紹介します。万が一不具合が発生した場合の対処法がわかれば、安心もできますね。

Appleなどに相談してみる

iPhoneの相談といえば、Appleに相談するのが順当なパターン。携帯キャリアショップに相談するのも同様です。どちらの場合も正規な方法であり、保証サービスなどに加入していれば費用も安く済むでしょう。しかし保証サービスに未加入の場合や、サービスの期間が終了している場合に費用が高額になる可能性があり、加えてソフトウェアの故障が原因で不具合が生じている場合は修理対応となります。

もし修理が必要となった場合、代替機の貸し出しこそありますが本体が返ってくるまでに最低でも1週間程度の期間がかかるでしょう。また、修理対応となった場合は本体をまるごと交換してユーザーに返すため、初期化された状態で手元に返ってくるのです。

初期化された状態で返ってくるということは、iPhone内のデータは消えているということ。バックアップをとっていないと、自分のデータをもとに戻すことができません。このように、Appleやケータイキャリアショップに依頼するのは順当なパターンですが、デメリットが発生する可能性もゼロではないのです。

スマホ修理王に相談

前述のように、Appleなどの正規店に依頼する方法はデメリットがあります。バックアップをとっているなら安心ですが、そうでないなら初期化をするのはリスクがあるでしょう。

スマホ修理王であれば、データが消える心配がありません。正規店での修理のように、基本的に初期化をしないためです。ソフトウェア修復修理であれば、最短即日対応も可能でありデータが消えるリスクが少ないので、スマホ修理王での修理もぜひご検討ください。

データが消えるリスクは少ないですが、ゼロではないのも事実です。iPhoneは精密機械ですので、何らかのショックでデータが消えてしまう可能性もあります。そのため、日々バックアップをとる癖をつけておくといいでしょう。

※修理内容により一部店舗ではご対応できない可能性があります。

アップデートは早めに実行しよう!

メリットとデメリットどちらも存在するiOSのアップデートですが、アップデートは可能な限り早めに実行することを推奨します。新しい機能を使えるのはもちろんですが、セキュリティ面でのメリットが大きいからです。

自分の個人情報を守るには、iPhoneのアップデートが欠かせません。万が一、アップデート後に不具合が発生したらスマホ修理王におまかせください。スマホ修理王であれば、即日対応も可能。加えて、データが消えるリスクも低いので、急に修理が必要な場合でも安心です。急いでいる場合や、データの行方が不安なときは、一度スマホ修理王にご相談ください。

※修理内容により一部店舗ではご対応できない可能性があります。

この記事の監修者

株式会社フラッシュエージェント

取締役 大橋光昭

1983年大阪府生まれ。OA機器販売営業、インターネット広告代理店のマーケティング職・新規事業開発職などを経て、2015年4月 株式会社ヒカリオを同社代表と設立。iPhone修理事業の担当役員として商業施設を中心に延べ14店舗(FC店含む)の運営に携わる。2019年7月 iPhone修理事業の売却に伴い株式会社ヒカリオを退職。2019年10月 株式会社フラッシュエージェント入社。「スマホ修理王」の店舗マネジメント及びマーケティングを担当。2020年4月 同社取締役に就任。

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