データ復旧と一口に言っても、原因や症状によって、次のような3つに大きく分かれます。
1.システム的なデータ復旧
2.物理破損のデータ復旧
3.基板破損のデータ復旧

ここでは「1.システム的なデータ復旧」について説明します。

システム的なデータ復旧の概要

システム的なデータ復旧は「論理復旧」とも言います。
「端末のソフト自体に障害や問題があってデータへのアクセスができない」場合のデータ復旧を指します。
以下のようなケースのデータ復旧がこれに当たります。

復旧できる可能性があるケース

  • 間違ってスマホの”消去”ボタンを押してしまった
  • 一旦消去したものの、取り戻したいデータがある
  • iPhoneがリンゴループして先に進まない
  • XPERIAがSONYループから先に進まない
  • iPhoneのパスコードロックがかかってしまった

復旧できないことが明らかなケース

  • iPhoneのアクティベーション・ロック
  • iPhoneのパスコード・ロックがかかってしまった後に、入力を10回以上間違って、さらにロックがかかった状態(いわゆるパスコード・ロック・ロック)

システム的なデータ復旧の作業

システム的なデータ復旧では、端末の記憶装置(メモリ)のすべてのフォルダーを順番にチェックしていきますが、画面割れのように「ここが壊れている」ということが外観でわからないため、非常に困難かつ面倒なアプローチです。
なお、この作業は、端末のバージョンや設定によって異なるため、お預かりする端末ごとに納期が変動します。

復旧対象データ

復旧できるデータは、以下の通りです。

  • LINEのやり取り
  • 電話帳
  • メール(SMS・キャリアメール(@softbank、@docomo、@au)gmailなど)
  • 写真
  • 動画
  • 音声メモ
  • メモ
  • アプリデータ(ゲームなど)
  • ブラウザの閲覧履歴
  • 発着信履歴
  • 留守電(伝言メモ)

システム的なデータ復旧の成功確率と「復旧成功」の定義

作業の過程で不良箇所が早々に特定できる場合もありますが、上記のような理由から、最終的に問題を特定できず、復旧できない場合もあります。
実際、案件の9%程度は、復旧できません。
また、仮に復旧できたとしても「一部のメールが復旧できたもののすべては戻らない」こともありますし、写真なども「これとこれはあるけどあれとあれがない」などのように虫食い状態で復旧されることもあります。

システム的なデータ復旧では
「削除されたデータの全部または一部が復旧できたら復旧成功」
と判定します。
端末の状態によっては虫食いの状態で復旧されることがありますが、虫食いの状態であっても「復旧成功」としての費用が発生します。
復旧されたデータの中にお客様のご希望のデータが入っていない場合もあり得ますが、「復旧成功」となりますのでご了承ください。

こういった、システム的なデータ復旧の特徴をご理解の上、お問合せご依頼ください。